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2008-10-06

メキシコにはまる女 3

テーマ:メキシコ滞在記
フーディンピック(食べ物ネタ祭り)開催中。詳しくは→ コチラです。
どなたでも食べ物ネタ(過去記事でもOK)がありましたらお気軽にご一報下さいね。
但しストーリー性のあるものでお願いします。



  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


メキシカンタイムの異名を取るメキシコ人にしては、約束通りにレオ朋子さん達の待つ、薄暗いプールサイドのバーへとやって来ました。服装はベルボーイのままでしたが、もう仕事は終えたそうで、彼は月の光の映る瞳を朋子さんに向け、

「コンバワ」

と微笑みました。

この時点では、朋子さんはレオのことを異国の綺麗な男性、としか思っていませんでした。というのも、お互いに片言の英語しか話せないし、日本語もほとんど通じないし、外見も違うので、レオのことは自分とはまったく別の世界で生きている男性なのだ、関係ないのだという気持ちを拭えなかったのです。

バーではレオは何も飲みませんでした。

しかし、朋子さん達がボトルでワインを注文してグラスに注ぐと、レオは乾杯してくれたそうです。

1時間ほどして、朋子さんの友達がトイレに立ったところで、レオは朋子さんに言いました。

「ユー、ボニータ。」

ボニータ、というスペイン語の単語は今しがた教えてもらったばかりでした。
その意味は「可愛い、綺麗」

レオは照れる朋子さんの手を両手で包みました。

そして、

「Te quiero mucho.」(好きです)

と、これも先ほど話題にしたばかりのスペイン語を使い、真剣な目で朋子さんの目を見つめたのです。



翌日からも毎日朋子さん達はレオと過ごしました。

朋子さんの話を聞いた友達は彼女に気を遣い、夜はバーで二人きりの時間を持てるようにしてくれたそうです。

そして、帰国の前日はレオの休日だったので、町を案内してもらい、初めてのデートをしました。

ほんの数日だったにもかかわらず、朋子さんとレオは離れられない気持ちになってしまい、別れの朝、ホテルのガーデンで待ち合わせをした二人は、絶対にまた会おうという固い約束を交わしました。



帰国後、朋子さんは毎日のようにレオに電話をしました。
レオは親戚の家に下宿しているとかで、レオの方から日本へ電話をすることは出来ませんでしたが、ある程度レオの仕事の時間帯を把握していた彼女は、それが日本の早朝だろうが夜中だろうが、レオの声を聞くために電話をしました。

とは言っても、言葉の違う二人には意思の疎通が難しく、顔の見えない状態では歯がゆい思いをすることがほとんどでした。

だから、レオはいつも言っていました。

「Come here. Stay here. Be with me. 」

ああ、飛んで行きたい。

そう思いながらも仕事をこなさなければならない日々。

そういう遠距離恋愛が4か月ほど過ぎた頃、電話をしてもレオと話が出来なくなりました。

「Bueno! Habla Tomoko, Leo por favor. 」(もしもし、朋子です。レオをお願いします)

「No esta! 」(居ないよ)

「え?」

「El ya no esta aqui. No mas aqui.」(もうここには居ない)

これまでと同じ電話番号にかけても、もうレオの親戚は、レオはここから出て行った、居られなくなった、と言うのです。スペイン語学校に通っていたお陰で、何となくこの程度のことは理解できた朋子さん、しかし、レオの身に何があったのか、そこまでは聞きとることが出来ず、心配で心配でならなくなりました。

彼はそれほど裕福な人ではないし、出稼ぎであの町の親戚を頼って来たものの、あまり良くしてもらってはいないとぼやいていました。

親戚に追い出されたとか、何か大変な事情があるのではないか。

居ても立っても居られない気持ちで2か月近く過ごし、ようやく休みを取って再びメキシコへ行けることとなりました。

「あのホテルに行けばレオに会える。」

と思って、レオの働くホテルのツアーを探したのですが、何とたまたま日本の旅行会社はこぞってそのホテルとの契約を打ち切っていました。(中途半端に高いお値段でしたので)
そこで、かぼそい英語を駆使し、自分でネットからホテルを予約し、チケットのみ旅行会社で購入して……

祈るような思いでようやく再び足を踏み入れたメキシコの地。

しかし、もうこのホテルにはレオの姿はありませんでした。



そんな中で出会った私たちと朋子さん、日本人に出会って思わず涙ぐんでしまうのも理解できます。言葉がよく分からないのに、レオはどこにいるのだろうかと、ホテルの中で2日間、訊いて回っていたのだそうです。

ドン石塚が言いました。

「日本と違ってね、こっちでは転職なんて日常茶飯事なんよね。ホテルで働いとったんやったら、またどっかのホテルに居るかもしれんな。」

と言うことで、余計なお世話好きな私たちは、手分けしてレオの捜索をすることになりました。



また続きますが…… 

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引っ張るつもりではないのですが^^;
話の長さ的に仕方がないということで、
明日もどうぞ続きを見に来て下さいませね♪



コメント

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■こんばんは!

うわ~
また気になるところで終了してしまいました…

早く続きが読みたいです♪

■レオはどこだ?

ローランさん、こんばんは。
今日も、こんないいところで明日に続くなんて
どこまで私を弄べば気が済むのよ!!
このお話上手さん☆

朋子さんがとっても気の毒で半分嫌な予感が当たって
はぁぁって思ってたけど、まだ続くのですよね?
明日は更に期待しています。イケメンレオったら
本当、どこ行ったのか。

そうそう、明日は私もフーディンピックに参戦させ
て頂きます。みなさん程面白可笑しくはないと
思うけど、一つ、思い出しましたので!!
よろしくです( ´艸`)

■朋子さん~!!

朋子さん、大丈夫なんでしょうか!?
なんだか、簡単に結婚詐欺とかに引っかかりそうなタイプですね(笑)

それにしても、ローランさん達の「レオ捜索」面白そうです。
日常に楽しいことが色々ありますね~♪

■ぬおぉ……( ̄∀ ̄)

やっぱり続くのね(^w^)ワラ


でも、海外に行って現地の人と
恋に落ちて日本に帰って暫くすると
連絡が途絶える……なんて話を
よく耳にしますけどあるんですねぇ!

朋子……(ノω・)シンパイ

■んもーっ!

電話するたいねっ!!


(笑)

■なるほど~

そういう展開になりましたか・・・

でも、色白の美人&レオ様のお話なので、キレイなお話ですねえ~(^O^)

前回のコメントで、「私たち(私&現地パートナー)も似たような話題で、野次馬根性でウキウキ」とか書いてしまいましたが、私たちの場合は、大抵、キワモノ話(20代のビザ欲しい系現地男性&50代の日本女性とか)で、あまりこんなキレイ系の話はありません(爆!)

■ローランさん☆

続きが気になります~!!^^

本当に恋愛パワーってすごいな~。
短期間でも恋におちてしまうもんですね。

でも、短期間だからちょっと心配な面もありますが、、、^^;

わざわざ、日本から来られた彼女が、悲しまない結果になるよう祈っております^^。
それにしても、ローランさんたち、とても親切ですね!!素敵。

■ここで続き

ということは、レオ君は見つかるのですよね(笑)
う~ん、本当に続きが気になるな・・。
朋子さんのためにもハッピーエンドを期待します!

■あぁ・・・

続いてしまった・・・

レオがいなくなった→メキシコまで探しに行くっていう発想は恋に落ちてると簡単に出てきちゃうんだろうなぁ。

どっちに転んでもスッキリできることは確実・・・でしょうか?!?!
うぅ~気になるっ!!!

■ん~、

申し訳ないけど、バッドエンドに1票かな・・・

それにしてもローランさん達ホントおせっ・・・じゃなくて、親切ですねw。
どういう結果になるにしてもハッキリするのは良い事です。次回に期待(^-^)

■ローラン、ただいま~♪

今日から復帰のさくらです。

さてさて~、この朋子さんの気持ち分かるな~(^^;)惚れっぽい?さくらは、すぐにのめり込んじゃうかも~!?(笑)
騙されてるかも??と疑いながらも、仕事一筋三十ウン才、彼氏居なかったらつい、レオの甘い言葉にのっちゃうかもな~?なんて・・・
ハッピーエンドだといいな~♪あ~続きが気になるよ!私も電話するばい(^o^)

■連ドラだぁ~!

レオは見つかるの!?朋子さんの恋は幻だったの!??
旅先で恋をしたことある乙女ならこの刹那さわかるはず…

自分がしてることが正しいのかどうかさえわからなくなっちゃって、気持ちを抑えきれなくなっちゃって(T^T)
せめてブログの中だけでもハッピーエンドを期待しつつ明日の更新を楽しみに待ちます…
私も旅初心者のころよく港で、行く街で恋に落ちました(笑)
次は「恋せよ乙女!Loveリンピック」開催か!?

■●ピンボリさん

コメントのお返事する前に続きアップしてしてしまいました(;^_^A

でも、またもや続いてしまいました。
行動が追い付いていない私(*^^)v

期待通りの続きになるかな~

■○ピッコリーナゆかさん

怒られてもめげずにまたまた続いてしまうのですが……
そろそろ名古屋から槍でも飛んで来そうで怖いです(爆) 傘さしとかなきゃ。
お話下手だからどんどん続いてしまうのでしょうか? 今後も若干続きものがあると思われるので、どうか温かく見守って下さいね(*^.^*)

フーディンピック、ご参戦ありがとう!!
ふふふ、十分次を期待させる雲雪の怪しさです~
次回も楽しみにしています!

■●いずみっちん!

恋愛ネタはいずみっちんの得意とするところなんですけれどもね!

あ、でも私たちのレオ捜索は決して面白がりではなく、本当に親切心(いや、おせっかいか)なのですよ! この土地に来た人には絶対に嫌な思いはさせたくない、楽しませたい、という意識が誰にでもありました。大切なことですね、ホスピタリティって。

■●心配してくれてありがとう、ぬこ。さん

だんだん朋子に情が移って来ましたね?
まるで猫に情が移るかのごとく(`∀´)

万年リゾートの石垣でも、本州の女性の心をとりこにする男性は居ないのでしょうか?ちなみに私の従妹は数年前に一人で石垣へダイビングに行って、相当はまっておりました(←石垣男性にではないですが)。

そんな観光客、よく見かけます~?

■○空虹ローライ☆ねーさんへ

九州は外国やけんか、なかなか電話がかかってこんったい!

仕方のなかけん、さくらんとこに電話してみてね(^^) 
さくらは九州在住やけん~

■●TABIさん

そのキワモノ系のお話、是非とも詳しく聴きたいです(・∀・) 居ますね~ そういう類のカップル! 実はメキシコにもそれに似た感じのカップルがありました!

朋子さん&レオ様は見た目的にはキレイなのですが… 何だかちょっと寂しい感じなのですよね、朋子さんを見ていると。そんな寂しい雰囲気を感じていると、ある疑惑がふつふつと湧いてくる訳ですよね。

それが次回のお話です。長くてごめんなさい~

■○keitteyさん

私たち、親切なのかな???
そう言って頂けると嬉しいですが、結構おせっかい好きみたいな性格になってしまっているかも。本当によく困ってそうな旅行者に声をかけていましたので(;^_^A
しかも、現在も添乗員で海外に行っているだけなのに、他のツアーのお客さんや個人旅行のお客さんともよく言葉を交わしています、私(・_・;

恋愛パワーはすごいです。
いや、実は私にも似たような経験があります。だから尚のこと朋子さんが放っておけません!

■●Masamiさん

そうですね、出来るだけハッピーエンドを期待しつつ…
しかしやはりここはメキシコ、みたいなのも現実であり…

完結までどうなるかお待ちくださいね、長くてごめんなさい(;^_^A

■○piccolinaさん

そうそう、恋の力ってすごいですよね!!
何でメキシコなんて遠い所にひとっ飛び出来るのか、
それは思い込み、なのかな~??

あ、最後はすっきり出来るかどうかは別として、とりあえず完結はします!

■●sorataさん

おせっ・・・じゃなく親切な行動をした結果が、次回の話なのですよね。

バッドエンドに1票?
う~ん、当たってしまったということになるのでしょうか?
とりあえず完結までは多くを語らず、にしなきゃ(゚ー゚;

■○さくら

山からお帰り、さくら(爆)
無事に着いて良かったわ~ 今回はゲルさんも一緒だったから安心だった!

さくらは惚れっぽいの? そりゃメキシコに招待しなくて良かったかも。だって結構メキシコ人ってイケメン居るからね。
しかも、30代でメキシコに来た女性は結構ヤバかった。本当にさくらを呼ばなくて良かった( ̄_ ̄  っていうか、まだその頃は20代だったし。
いやいや、年の話は実態が明確になるのでやめましょう。

■●Kicoさん

kicoさん、どうか「恋せよ乙女!Loveリンピック」を開催してくれますか?! 
私もあるのですよね~ そういう淡い思い出!!
そして他の方々にも多かれ少なかれそういう経験があると思いますので。
いつでもご協力させて頂きます(〃∇〃)

レオはですね~
見付かっちゃたのですよね。もう次回をアップしてしまいましたので^^; 
この先をご期待?下さい?

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