日墨修好通商条約交渉とその締結 - メキシコ情報サイト「アミーゴWEB」

トップ >> メキシコと日本の歴史 >> 日墨修好通商条約交渉とその締結

日墨修好通商条約交渉とその締結

1882年~89年のメキシコと日本の歴史についてのページです。


1882

ワシントンで日墨修好通商条約交渉が開始された。不平等条約の改定を目指す日本と欧米との国交を回復・拡大中の
墨国の利害が一致したことで相互主義のもとに最恵国待遇を与え合うこととなったが、欧米諸国から同様に最恵国待遇を
要求される恐れがあるということで交渉は翌年一旦中止された。

1888.11 明治21年

日墨条約締結交渉はワシントン駐在の陸奥宗光公使とマテイアス・ロメーロ公使の接触で再開され、アメリカの
暗黙の了解もあって同年11月30日ワシントンで日墨修好通 商条約が調印された。 
相互に独立と絶対的主権を認め合い、両国民に相手方の国内での自由移動を認め、通 商の自由、最恵国待遇、関税自主賦課、
自国民裁判権について合意した。日本にとっては関税自主権を確立し治外法権の原則を撤廃した最初の条約であった。
批准書は1889年6月6日ワシントンで交換された。
これがきっかけとなって、日本は翌年アメリカ、ドイツ、ロシアと対等条約を調印することになる。
メキシコのエル・テインムポ紙は日本に関する記事を定期的に掲載し条約締結交渉中の相手国日本の文化を読者に紹介した。
この年日本軍艦筑波がメキシコを親善訪問した。



関連リンク

メインメニュー